2015年07月01日

夏場はウィルスが活発化、結膜炎でも悪化すると視力が低下することもあります

結膜炎は大きく分けて「感染性」と「アレルギー性」の2種類あります。
「感染性」の中でもウイルス性結膜炎は、学校や職場、プールなどで感染が広がります。
ウイルス性結膜炎をさらに細かく分類すると、一般に「はやり目」と呼ばれる「流行性角結膜炎」や、発熱と喉の痛みを伴う「いんとう結膜熱(プール熱)」などがあります。

休日や学校などでプールに入ることが多い夏場はウイルスが活発になり、結膜炎に感染しやすいので、朝起きると普段より目やにが多く、まぶたが開きづらい等の目の症状が現れましたら、結膜炎を疑った方がいいでしょう。

目の充血、目やに、涙、異物感、かゆみ等、結膜炎の症状は様々で、ひどくなると出血や発熱、白目のむくみなどを伴うものもあります。

特に注意を必要とされるのが、感染力の強いアデノウイルスで発症する流行性角結膜炎で、症状としては、目の充血や目やにに加え、まぶたの裏側にブツブツができたり、耳の前のリンパ節が腫れたりすることもあります。症状が悪化すると角膜が濁って視力が下がってしまうこともあります。

アデノウイルスに感染したかどうかは、数分で分かる簡易キットを備えている病院が多いので、症状を自覚したら、なるべく早めに受診した方がいいでしょう。
感染したら、他の人にうつさない様に治るまで、同じタオルや枕を使用しない様に気をつけましょう。

予防対策としては、外出先から戻ったら消毒用アルコールで手洗いをし、休息を十分取り体力低下を防ぎましょう。プールに入る時は水中ゴーグルを着用すると良いでしょう。